Work IQは、回答に使う社内情報の入口

Microsoftの公式ヘルプでは、仕事用または学校用アカウントのCopilot Chat上部にWork IQの切り替えが表示されます。オンの場合は、自分が閲覧を許可されているメール、ファイル、Teamsの会議やチャットなどを、Web情報と合わせて回答へ使います。既存のMicrosoft 365の権限を越えて情報を見られるようになる機能ではありません。

オフの場合はMicrosoft 365の社内データを参照せず、Web、AIモデルの学習情報、添付した内容などをもとに回答します。個人用Microsoftアカウントには同じ切り替えはありません。利用できる参照範囲は、契約、追加ライセンス、管理者設定によっても異なります。

架空の案件名で、同じ質問を二度試す

編集部の提案は、実案件ではなく「青空プロジェクト」という架空名で違いを確認する方法です。まずWork IQをオフにして「青空プロジェクトの先週の決定事項を3件に整理してください」と質問します。社内にあるはずの情報へ触れず、一般的な確認方法が返ることを見ます。

次にWork IQをオンにし、同じ質問へ「参照したメール、会議、ファイルの名前と日付も示してください」と加えます。架空名なので該当資料がないことを確認し、見つからない場合に推測で案件状況を作らないかを見ます。本番では、実在する案件名に置き換え、回答から一件だけ元資料を開いて照合します。

参照範囲を比べる架空の練習

対象:架空の「青空プロジェクト」
質問:先週の決定事項を3件に整理してください
Work IQオフ:一般的な回答かを確認
Work IQオン:参照名と日付も依頼
照合:回答から元資料を一件だけ開く

文章を選択してコピーし、練習に使えます。

切り替え表示だけでなく、参照元まで見る

Work IQがオンでも、関係する資料が見つからない、権限がない、古い版しかない場合は一般的な回答になることがあります。公式ヘルプも、回答の引用元を確認し、重要な内容は元資料へ戻るよう案内しています。類似名の資料が複数あるときは、ファイル名や会議日を指定します。

Copilot Chatのみの契約では、仕事データの利用が添付ファイルなどに限られる場合があります。画面上の契約ラベルとWork IQの有無を確認し、表示されない機能を前提に社内手順を作らないでください。

  1. アカウント

    個人用ではなく、会社や学校のMicrosoft 365アカウントで開いているか確認します。

  2. Work IQ

    質問する直前にオン・オフを見て、今回必要な参照範囲と合っているか確認します。

  3. 参照元

    回答に示されたメール、会議、ファイルの名前と日付を一件だけ開きます。

  4. 資料の版

    同名資料がある場合は、更新日と保存場所を見て最新版を指定します。

架空名で参照元の出方を一度確かめる

今日は、Copilot ChatでWork IQの表示を確認し、架空の「青空プロジェクト」について同じ質問をオンとオフで一度ずつ試してください。回答内容の良し悪しを決める前に、社内情報を参照したのか、Web中心の一般回答なのかを見分けるところまで進めます。