まず、内容を知る
見えている表ではなく、接続先へ問い合わせる
公式発表によると、Geminiの問い合わせはスプレッドシートに表示中の行だけでなく、BigQuery側の全データに対して実行されます。自然な言葉で質問を続けられ、計画を確認した後に、接続された数式、ピボット表、グラフなどを新しいタブへ作ることもできます。BigQueryは大量の業務データを保管・集計するサービス、Connected SheetsはそのデータをSheetsから扱うための接続機能です。
利用できるのはBigQueryへ接続したシートで、接続データを問い合わせる権限を持つ利用者です。機能は既定で有効になり、2026年10月19日から最大15日をかけて段階的に提供されます。対象プランでも見当たらない場合は、展開状況と権限を管理者へ確認します。
仕事での使い方
検証用データで、一つの集計だけ試す
編集部の提案は、データ担当者が用意した非機密の検証用テーブルで始める方法です。担当者に、プロジェクト名とテーブル名、対象期間、売上の定義、データの最終更新時刻を一枚の確認メモへ書いてもらいます。シートを接続したらGeminiのサイドパネルを開き、「2026年9月の確定売上を部門別に集計。取消行を除外し、使った期間と条件も説明してください」と一問だけ入力します。
回答や作成された表は、そのまま会議資料にしません。データ担当者が同じ条件で用意した既知の合計と、総額、部門数、対象期間を照合します。続けて質問する場合も、条件を省略せず「同じ定義と期間で」と書き、比較の土台が変わっていないことを確かめます。
検証用の質問例
2026年9月の確定売上を部門別に集計してください。取消行は除外します。使用したテーブル、期間、除外条件、データの更新時刻も示してください。
文章を選択してコピーし、練習に使えます。
使う前に確かめること
権限・期間・指標・更新時刻を照合する
公式ヘルプでは、Connected SheetsのBigQueryデータは自動同期されず、接続したデータやグラフ、数式、ピボット表などを更新する必要があると案内されています。定期更新は、設定した利用者として実行されます。担当者や接続元が変わったときは、更新の所有者と成功状況も確認します。
また、全件を問い合わせることと、正しい業務定義で答えることは別です。閲覧できる範囲、タイムゾーン、取消や欠損の扱い、税込・税抜などの指標定義が違えば結果も変わります。AIの説明と、承認済みの集計仕様を四点のメモで突き合わせます。
権限
誰の権限で、どのプロジェクトとテーブルを問い合わせたか確認します。
期間
開始日、終了日、タイムゾーンが既知の集計と同じか確認します。
指標
確定、取消、税、欠損の扱いを社内の定義と照合します。
更新
最終更新時刻と更新の所有者を記録し、古い結果でないか確かめます。
今日の小さな一歩
既知の合計がある一問で始める
今日は、データ担当者に非機密の検証用テーブルと既知の合計を一つ用意してもらい、権限・期間・指標・更新時刻をメモしてから一問だけ試してください。三つの数値が一致し、条件を説明できたら、次の用途を一つ追加します。


