複雑な仕事と費用のバランスを狙ったモデル

OpenAIはGPT-6.1 Solを、GPT-6 Solの改良版として発表しました。公式発表では、複雑な文書の理解、複数段階の業務、ソフトウェア開発、パソコン操作などで性能を高めつつ、GPT-6 Astraより低いAPI料金にしたと説明しています。

2026年10月4日の確認時点では、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの利用者がChatGPT WorkとCodexで利用でき、Chatではまだ利用できないと案内されています。APIでは「gpt-6.1-sol」という名称です。契約していても、使う画面によって選べるモデルが違う点に注意が必要です。

難しい仕事だけで試すところから

編集部の提案は、すべての仕事を一度に切り替えず、確認に時間がかかっている作業を一つ選ぶことです。たとえば、架空の社内規程を読み、「申請が必要な場合」「担当部署」「例外」を表にまとめる練習なら、長い文書を読み分ける力を確かめられます。

同じ資料と依頼文を、現在使っているモデルとGPT-6.1 Solの両方に渡します。回答時間だけでなく、根拠の箇所が合っているか、抜けがないか、完成まで何回直したかを記録すると、性能の違いを自社の仕事として比べられます。

架空の規程で試す依頼文

この架空の社内規程を読み、申請が必要な場合、担当部署、提出期限、例外を表にしてください。各項目には、根拠にした章や見出しも付けてください。書かれていない内容は推測せず「記載なし」としてください。

文章を選択してコピーし、練習に使えます。

性能、手直し、利用条件の三つを記録

社外秘や個人情報を含む資料では練習せず、まずは公開情報や架空資料を使いましょう。実際の業務へ広げる前に、入力してよい情報と最終確認を担当する人を決めておくと、チームで同じ手順を続けやすくなります。

  1. 必要な情報がそろっているか

    元の資料と照らし、数字・期限・例外・根拠の抜けや誤りを確認します。公式の評価結果だけで、自社資料でも正確だと判断しないようにします。

  2. 仕上げるまでの手間はどうか

    最初の回答だけでなく、追加の指示、読み直し、修正にかかった回数を残します。高性能でも確認作業が増えるなら、使い方を見直す材料になります。

  3. 利用場所と費用に合うか

    ChatGPT Work、Codex、APIのどこで使うのかを確認します。API料金を比べる場合は、入力だけでなく出力やキャッシュの料金、利用量も含めて管理担当者と確認します。

比べたい仕事を一つ書き出す

今日は、AIの回答を何度も直している仕事を一つだけ書き出してください。「長い規程から条件を探す」のように、何をしているかが分かる表現にします。その一行が、新しいモデルを試すか判断するための題材になります。